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言い訳は人間関係を保つ潤滑油

日本では言い訳というとネガティブなイメージがありますが、中国で生活する上で言い訳は人間関係を保つために非常に重要な役割を果たします。

約束の時間に1時間も2時間も遅れてきたとします。日本人ならその長時間にわたる待ちぼうけ(時間の無駄)により、怒り心頭という人は少なくないはずです。

中国人はまず言い訳をします。言い訳の内容は本当のこともありますし、明らかにうそだろうと分かるものもあります。

こんな時中国人はどう対応するのか観察してみると、『あ~、そうなんだ。大変だったね』という具合にその言い訳がどうこうではなく、それで話を納めます。

実際に自分が約束に遅れた時に、バスが故障してなんて適当な理由を言ってみてもそれで遅れた事を許してもらえます!?

これは中国人のみならず台湾人も同じ傾向があります。

日本では約束した事を約束通りに実行する事に重点を置くため、言い訳は信用をなくすだけで通用しない事も少なくないため素直に謝罪しますが、中華圏では理由付け(=言い訳)をする事が重要なようです。

面子を非常に重視する国民性のためか、自分の非を簡単には認めない傾向があり、相手に対しても面子を保つように心がけます。その結果として謝罪ではなく言い訳でお互いが事を済ませようとするのかもしれません。

ですから、中華圏では言い訳は悪い事ではなく、人間関係を良好に保つ潤滑油的な存在なのです。

日本人にはなじみにくいですが、中国人と良好な関係を築くためにも腹が立っても素直に相手の言い訳は受け入れてあげなければなりませんし、日本のように何でもかんでもただただ謝罪するのではなく、相手に対して自分の面子を保たせるためにも何でもいいので言い訳をする事は必要なようです。

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