つい数年前まで身の回りのものはMade in Japanと書かれていましたが今では多くのものにMade in Chinaと書かれています。それだけ中国から多くの物が入ってくる(貿易が行われる) 様になり貿易量もアメリカを抜いて中国が日本の最大貿易相手国となりました。

中国と貿易する上で手続き上では通関士としての能力は非常に役立ちますが中国とのコミュニケーションには中国語力が必要になってきます。

中国と取引を行う中で何も問題が起こらなければ通関士としての能力さえあれば十分ですが、トラブルやクレーム問題が発生する場合には直接中国と交渉などのやり取りをする必要が発生します。その時には中国語ができるというのは大きな武器になります。

多くの会社に貿易関係の部署がありますがそこで実際に行われている業務は貿易手続きなどの事務のみならず貿易上のトラブル及び商品に発生したトラブルなどのフォローも行っています。

このような仕事では貿易事務よりむしろ損害賠償などが発生するトラブルの対処の方が重要視されます。

このような現状から貿易関連の仕事につきたい人は中国語プラス通関士の資格があれば貿易事務の事務能力及び交渉などのコミュニケーション能力の両方を兼ね備えた人材と評価され市場価値のある人材になれ、就職、転職活動を行う上で有利になれます。