ステップNo.8 中国留学を就職・転職に生かすには
日本で働くか中国で働くか
中国での日本人求人を扱う転職サイトが登場し、日本であれ中国であれ求人情報を探すのは簡単になりました。ここでは日本で働く場合と中国で働く場合のメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。
日本で働くメリットデメリット
日本で働く場合、自分が持っているスキル(中国語など)を業務上必要としその能力がある人材を募集している会社では、特別手当などがつき他の職種より給料が高くなる傾向があります。
日本で働くので給与から厚生年金なども源泉徴収されるので(本当に将来年金が支払われるのかという議論は別にありますが)一応老後の生活にも保障がついています。
しかし日本で働こうとする場合、「中国留学経験や中国語が生かせる」など会社説明会や面接時に言われたので入社したのにいざ働いてみると会社の都合や予定変更により中国留学経験や中国語とは全く関係のない業務につかされるという話は少なくありません。
海外勤務についても同様で行く機会があると言われていても会社の経営状態や経営戦略変更、他に適任者がいた場合など『必ず行けるわけではない』のが現状です。
中国で働くメリットデメリット
中国で働く場合、日本から赴任という形でいく場合は別として現地採用される場合は給与面、将来の生活保障が一番気になると思います。
IT分野、会計業務やコンサルタントは日本並みに給料がよいのでその方面に進まれる方は問題ないと思います。しかしその他の求人は月数万円程度しかなく中国で生活するには中国の大卒者の平均収入より高いので問題はないと思いますが日本に一時帰国する場合や将来日本に帰るつもりの場合のお金をどうするかという問題があります。
日本と中国の所得格差は将来埋まるのかという点は誰にも予想することができません。
また中国で働く場合、年金などが外国人にはないので老後の生活に不安が残ります。自分で毎月日本の国民年金を払えばよいかもしれませんが月数万円の給料から一万数千円の国民年金を支払うのは負担がかなり大きいので実践している人は少ないようです。
このようなデメリットを先に書きましたが中国で働く場合、日本で働く場合と違い必ず中国留学経験、中国語が生かせるということです。どの会社も中国で勤務させるので会社の経営戦略や経営状態に関係なく中国関連の仕事をさせるはずです。中国に勤務させるのに中国と関係ない仕事をさせても会社にとって意味がありませんから。
働く環境も同僚には中国の方がおられるはずですし、中国企業の場合は自分以外全員かもしれません。生活面でも中国語は必ず使う機会があるというのは日本にはないメリットです。
留学の場合、収入がないのでいつかは終わらなければなりませんが中国で働く場合、収入があるので自分が居続けたいと思う限り中国生活をエンジョイすることができます。
目次 :スキルアップにつながる中国留学
ステップNo.1 スキルアップを考えた中国留学とは
ステップNo.2 今後の中国留学の価値は?
ステップNo.3 中国の身につく使える語学教育
ステップNo.4 中国留学プラス通関士でスキルアップ
ステップNo.5 中国留学プラス簿記(日商簿記)でスキルアップ
ステップNo.6 中国留学プラス公認会計士でスキルアップ
ステップNo.7 中国語プラス英語でスキルアップ
ステップNo.8 中国留学を就職・転職に生かすには
ステップNo.9 中国留学をきっかけに投資デビュー
ステップNo.10 中国留学後の更なるスキルアッププラン
スキルアップにつながる中国留学>>スキルアップガイド>>日本で働くか中国で働くか |